整骨院と接骨院と整体院。違いは何？

みなさん、こんにちは！ ところの森整骨院の院長、森田泰彦です。
先日、7年前の開院以来ご来院いただいている患者さまから こんな質問をいただいてビックリ仰天してしまいました。

「森田先生、今さら聞くのもアレなんですけど、整骨院って接骨院・整体院と何が違うんですか…？」

… その患者さん曰く、
1) 家のちかくに、整体院があたらしくオープンした。
2) チラシを渡されて、しばらく歩いていると「接骨院」の看板を目にした。
3) そうか接骨院か！と思って、当院の看板をあらためて見てみたら「ところの森整骨院」だった…

という具合。
なるほど。たしかに、分りにくいかもしれませんね。
ためしに、その日にご来院いただいた患者さんに「接骨院と整骨院の違い、知ってるか？」と聞いてみました。なんとビックリ！ 10人聞いて、知っていた人はまさかのゼロ！ みなさま知らないものなんですね〜(T_T) 泣いちゃうよ。

…ということで、今回は「いったい整骨院とは何するところなのか？」をテーマに、接骨院と整体院と何が違うのかをご案内したいと思います。

整骨院と接骨院はどう違うのか？

接骨院と整骨院。漢字だけ見ると、骨を接ぐのと、骨を整える違いがあるように見えますね。

正解は…特に大きな違いはありません。

正式には「接骨院」が正しいのですが、最近開業される方はみな「整骨院」の名称でやられているので、一般的には整骨院の方が普及しているのではないでしょうか。よーく見てみると、古いところは「接骨院」という看板がかかっていること多いかもしれませんよ。

接骨院・整骨院ともに、「柔道整復師」という国家資格を取得しないと開業することができません！ 厚生労働大臣によって認可を受けた柔道整復師による施術を行います。

整骨院が診る主な症状は、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷など。それぞれの症状に対して、適切な施術を行います。

あんまりピンとこないかもしれないので具体的な症状を上げていくと、たとえば「朝、起きたら首にスルドイ痛みが！」といういわゆる寝違えや、「急に重いものを持ち上げて、腰に激痛！」というぎっくり腰、「スポーツをやっていて、足首をヒネってしまった」スポーツ障害などでしょうか。

また交通事故などで首に違和感を感じる…いわゆる「むちうち症」なども、整骨院にご来院される主な症状となります。

整骨院と整体院はどう違うのか？

それでは、整骨院と整体院、これらの違いはいったい何でしょうか？
漢字だけ見ると、骨を整えるのと体を整えるのと、同じように見えますね。

こちらは、ちょっと大きな違いがあります。

まず一般の方から見える大きな違いは、整骨院への通院は「保険が効く」のに対して、整体院への通院は「保険が効かない」という点ではないでしょうか。

おなじスポーツ外傷でおなじ部位を施術しても、かたや保険が効くのに対して、片一方は保険が利かないのです。
「なんで？」と思われるかたもいらっしゃると思います。この理由は、整骨院では「受領委任制度」が認められており、病院と同じように健康保険証の提示と一部負担金にて施術を受けることができる仕組みがあるからです。

整体院では、こういった仕組みが適用されないのです。だから全額負担。

ところの森整骨院では、患者様のこういった疑問に真摯にお答えしてまいります。 ちょっとした疑問などございましたら、お気軽にお尋ねください！